自宅の売却は、簡単なようで難しく、希望通りに売却できた人は幸運だと言えます。
ただ、少し知識をつけるだけで想定よりも高く売れるケースも多いです。
今回は、初めて自宅を売却する人のために、自宅の売却時に気を付けるべきポイントを解説します。
【まずは相場価格を把握しよう】
相場価格を把握するために不動産一括査定サイトで複数の査定を利用する人も多いと思います。
一回の入力で複数社から査定金額がもらえるので相場を把握しやすくなります。
1社だけだと媒介契約を取るために高い査定価格を出す、すぐ売却できるように安く契約してやろうという悪徳不動産会社に捕まってしまう可能性もあり、査定は複数社から取る方が無難です。
最低でも3社~5社から査定を取り、その中から具体的な事例を提示してくれるような信頼がおける不動産会社がいれば、それを軸に相場を把握しましょう。
例えば、5社に査定を依頼する場合は、最も高い査定と最も低い査定は外し、残りの3社
の平均を取るというのが良い方法だと思います。
【訪問査定時は、営業マンの対応を注視】
準備が整ったところで、次は訪問査定です。
きちんと相場価格を把握しておくことで、訪問査定で価格について色々と言われても不安は少なくなります。
まずは、一括査定した中から2,3社ピックアップし、訪問査定に来てもらいます。
訪問査定に営業マンが来た際、その対応をきちんと注視してください。
査定金額は、特にマンションの場合は相場価格から大きく外れることはなく、売主がとしては、どちらかというと売ってくれる営業マンの品定め的な意味合いがあります。
査定金額を高く出してくれるのは良いことですが、それだけでなく、元気よく挨拶ができるか、きちんと設備などをチェックしてくれているか、受け答えはしっかりしているかなど、担当者の対応をきちんとチェックしましょう。
対応がきちんとできている人は、概ね査定もきちんとしてくれますし、売却も力を入れてしてくれます。この営業マン選びが一番重要です。
良い担当者に担当してもらうえるかが自宅の売却の成否のカギを握ります。
【媒介契約は3種類】
不動産会社が決まったら媒介契約を結ぶことになります。
媒介契約とは、不動産会社に自宅の売却を依頼するための契約です。
媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。
一般媒介は、複数の不動産会社と契約ができますが、不動産会社だけが見ることができるレインズ(国土交通大臣の指定を受けた指定流通機構」への登録義務がなく、売主への定期的な報告義務がありません。
専任媒介は、1社のみと契約することになりますが、レインズへの登録(7営業日以内)、2週間に1回の報告義務があります。
専属専任媒介は、専任とほぼ同じですが、レインズへの登録(5営業日以内)、1週間に1回の報告義務と条件が厳しくなります。
複数社に任せることができる一般媒介の方が良いと思うかもしれませんが、みんなが売りたいと思うような物件出ないと各社中々力を入れてくれません。
やはり、優先順位としては、一社に任せてもらっている専任媒介から決めないといけないからです。
そのため、通常は気に入った会社に専任媒介で任せる方が良いケースが多いです。
【内覧時には室内を整理整頓する】
媒介契約を結ぶといよいよ内覧が始まります。
一般的には、居住したまま売ることが多いので、荷物は置いたままになります。
内覧の際は、少しでもプラスに見えるように整理整頓を行い、不要な物は極力捨てるか、見えないところに隠す方が良いでしょう。
居住中の場合は、内覧者もある程度ゴチャゴチャしているなという覚悟はしていますが、生ごみを放置していたり、洗濯物が出しっぱなしにしたりといった状態だと印象が悪いです。
生活しながらなので中々難しいとは思いますが、出来るだけ印象を良くし、購入したいと思ってもらえるように準備することが大切です。
【まとめ】
自宅の売却時に気を付けるべきポイントは、きちんと相場を把握した上で不動産会社と面談し、良い営業マンを探すことです。
その上で、内覧時には片づけを行うなど、売れるための努力が大事です。
営業マンとコミュニケーションを取り、納得いく価格で売却できるように頑張っ
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