東日本銀行の業務改善命令に思う日銀の低金利政策の贖罪

ニュース

どうも不動産職人です。

f:id:fudousancom:20180714183214j:plain

スルガ銀行の業務改善命令よりも先に東日本銀行の業務改善命令が7月12日に発令されましたね。
おー、東日本銀行あんたもかい!と思った人も多かったのではないでしょうか。
今回の業務改善命令が発令された理由としては、東日本銀行が不適切な融資、過剰融資して過剰分を預金させたり、実態のない営業所に融資をしていたなどが原因のようです。
銀行がこういった不正行為に走る原因はなぜなのでしょうか。
まあ、皆さんも薄々感じているとは思いますが、この長期にわたる日銀の低金利政策が原因だと私は思うのです。

地方銀行は生き残れるのか

長引く日銀の低金利政策で疲弊する地方銀行。

なぜ地方銀行は不正行為に走ってしまうのでしょうか。

利益を上げる手段がない

先日、とあるセミナーで銀行の担当者から面白い話を聞きました。
担当者曰く、銀行の稼ぎ頭は融資ではなく、投資信託などの手数料収入だというのです。
本業の融資では、この低金利ではほとんど収益が上がらず、担保があるから安心だと言って長期の不動産融資ばかりやっている奴は出来ない営業マンだと言っていました。
それよりも貸すのであれば企業向けの短期の事業資金で元本回収の早い、しかも大口の取引しかやる意味がないとも。
【広告】


貸出先のない地銀が利益を上げるには不正しかない!

大手銀行ならそういった利益の上がる貸出先もあるかもしれませんが、地銀は地元に早々大口の取引先はありません。
元々地域密着でそのエリアの為にと頑張ってきたわけですから。
そのため、利益を上げるには不正に手を染めるしかない状況に追い込まれているのです。
全ての銀行がそうではないでしょうが、地銀の中でも収益の悪い銀行は今にっちもさっちもいかん状況にあるわけです。 
だからと言って不正するのが良いというわけではありませんが、今の低金利政策を続ければ同じようなことをする銀行が増えることになるでしょう。

とは言え、日銀もどうすることもできない

日銀もわかっていないはずはなく、金利を上げて出口戦略へと向かっていきたい気持ちはあると思います。
しかし、政府の意向もあり、正直現状は動き出せない状態。
金利を上げると企業はもちろん、住宅ローンは上がり、我々の関わってる不動産投資ローンの変動金利も上がります。
そうなるとたちまち経済は悪化し、破産者続出とまではいかないにしろ生活を圧迫する要因に。
銀行は助かっても市民を見殺しにすることになるので、今日銀はどうすることも出来ない状況にあるというのがホンネだと思います。
ただ、このまま低金利を続ければ銀行は持たないと思うので、そろそろ出口戦略を検討する時期にきたのではないかと思っています。
【関連ニュース】
【ベルテックス】

 年間1,200名から参加予約が殺到する 業界内外で話題騒然の不動産投資セミナーを運営。

セミナー参加者には、マンション投資入門DVD、不動産リスク投資マニュアル、1週間で学べる不動産の基礎のキソ、マンション購入と購入後の手引書をプレゼント。

不動産の基礎から学びたい人におススメのセミナーです。

【シノケンハーモニー】

100万円の投資で2億円の資産をつくる!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました