コロナウィルス拡大が不動産投資に及ぼす影響は

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どうも不動産職人です。

北海道市長が緊急事態宣言をし、阿部総理が独断で小・中・高を3月2日〜15日まで休校要請を行うなど、コロナウィルスの拡大が社会に大きな影響を与えています。

観光関連でホテルや民泊が大打撃を受けているのはもちろん、USJ,ディズニーランドが休園、スポーツやコンサートイベントの中止など、今後は外出を控えてくださいということで外食産業やレジャー関連にも大きな影響が出そうです。

まさに、日本も大混乱ですが、全世界的に拡大を見せており、連日の株価の大幅下落など、リーマンショック以来の惨事となりつつあります。

私の会社でも時間差出勤が始まっていますが、不動産会社に勤務している人たちはもちろん、その他の業種でもテレワークなどが推奨されています。
私の会社もやろうと思えばテレワークも出来ると思いますが、契約や決済となるとどうしてもどこかに集まる必要があり、今後はそれを理由に契約や決済が延びてしまうということも考えられます。

不動産投資で影響が大きいのは、入居者の収入が無くなってしまう可能性があるということでしょうか。

特に時間給の方は、時間働いてなんぼの世界なので、働けないとなると生活に影響大で、家賃が払えなくなるケースも出てくるでしょう。

政府は、麻生さんが、その辺りの負担は政府が援助する的な話をしていますが、どこまで援助できるのかも不透明です。

他にも、コロナウィルスが不動産投資にどういった影響を及ぼすかについてお話したいと思います。

コロナウィルスの拡大が不動産投資に与える影響

不動産投資においてコロナウィルス拡大で影響を受けることについては、どういったものがあるでしょうか。

ホテル、民泊業界はかなり厳しい

先日もツイッターで少し書きましたが、先週京都で決済した際に、色々と話を聞いたのですが、ホテルについてはお客様がいないので当面従業員は休んでくださいであったり、民泊業者が10戸まとめて売却してほしいといった相談があるという話がありました。

今週になって、民泊をしているお客さんに話を聞くと通常の40%程度しか稼働していないとのことで、又、某信組の営業マンからは、民泊業者の支払いが一部遅れてきているといった話もありました。

民泊新法で個人から専門業者が増えた経緯があったので、規模拡大してやっている業者はかなり厳しいのではないでしょうか。

そんな中民泊本を多数執筆し、自らも民泊事業者コミュニティを運営する大神麗子さんのお話に政府系金融機関の支援制度の話が書かれてましたのでお困りの方ご相談してみてはいかがでしょうか。

新型コロナが民泊ビジネスを直撃?美人民泊オーナーに聞く、現状と対策

ホテル関連のREITの下げがきつい

やはり、ホテルはキャンセルが相次ぎ開店休業状態が続いているようで、それを反映してホテル関連のREITが大きく下がっています。

今後は、売り上げに応じて家賃をもらっているケースが多い商業系テナントも大きなダメージを受けると思います。

そう考えるとやはりレジ系は安定していると言えますね。ただ、この自粛ムードが長期化すると家賃を払えなくなる人も出てくるのでレジ系と言えども安心はできません。

資材が届かず、物件が完成しない

アパート投資を専門にやっている業者の話では、中国からの建築資材や住宅設備が届かず、物件が完成しないとのことで、通常であれば3月までに完成して末から入居という物件が多いので、大きなトラブルになりそうです。
又、住宅設備機器メーカーから特定の商品について受注停止をしています。
■パナソニック
https://sumai.panasonic.jp/pdf/limit-time-200221.pdf
■リクシル
https://www.lixil.co.jp/announce/delivery.htm

他にも給湯器やエアコンなのかも品薄になる可能性が高いとのことで、中国に生産が集中している現状では仕方のない状況と言えます。

これに加えて、只今繁忙期なので引越しで入れ替わりが多く、原状回復工事でエアコンや給湯器が不足して困っているという話も出てきています。

うーん、この辺は本当に深刻な問題ですね。

金融機関の営業状況によって融資審査に時間が掛かる

一部銀行では、時間差出勤や時短勤務で出勤者が少なくなるため、融資審査に時間が掛かるという話も出てきています。

折角物件を購入しようとしても、事前審査に時間が掛かるようだと物件が買えなくなったり、引渡しも延長になる可能性も出てきそうです。

家賃の滞納が発生する

ホテルや民泊がインバウンドの減少で打撃を受ける中、企業の時短や休業要請によって、非正規雇用などの時間給で働く人たちの収入に影響が出ることは間違いありません。

政府がどれだけ援助をしてくれるのかというところはありますが、多くの人たちが家賃の支払いに困って滞納してしまうのではないかと思います。

今は、保証会社に入っているケースがほとんどでしょうが、保証会社もどこまで対応できるかわかりません。小さい会社だと余りにも多くの滞納者が出れば潰れてしまう可能性もあります。

そこまで予測して現状の入居者がどういった状況かは再度確認しておく必要があると思います。

確定申告の時期を延長

不動産投資をやっている人はこの時期確定申告の準備で忙しくされていると思いますが、今年は、4月16日までと一か月延長。
私は早めにやる方なので今週済ませてきましたが、お忙しい方には朗報と言えるかもしれません。

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不動産投資としては買い場がやってくる

ここまでは、不動産投資に関連するコロナウィルスの影響について書いてきましたが、私もツイッターやブログを参考にしております、狼さんも団員の皆さんにいよいよ貯めていた自己資金を使う時がやってきたと狼煙を上げておられました。

今回のコロナショックが、リーマン級のショックになると考えると不動産価格は大きく下がることが予想されます。
特に、収支ギリギリでやっていた人たちは持ちこたえられなくなる可能性が高いので、市場に安価な物件が出回る可能性が高いです。

まずは、このコロナウィルスの鎮静化を望んでおりますが、不動産投資家としての目線で考えるとリーマン以来の買い場と言えるでしょう。

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