どうも不動産職人です。
先日、又不動産仲間と情報交換を兼ねた新年会に行ってきました。
私は実需メインなので、最近融資動向等はネットで情報を得るくらいでしたが、新築アパートを売買している業者仲間から色々と最新情報を聞いてきました。
まあ、色んなところでも書かれてますが、区分向けはアルヒが資料改ざんの不正融資でストップした話は結構インパクトがありましたが、他にも、スルガ銀行が融資を再開した話や関西、関東のそれぞれの金融機関の情報についてもお話出来ればと思います。
2020年のアパートローン動向について
皆さんもご存知の通り、昨年のスルガ銀行問題、レオパレス問題などなどで銀行のアパートローンはかなり厳しい状況です。
しかし、スルガ銀行が融資を再開したり、その他地方銀行も一部では積極的な姿勢が復活しつつあるようです。
スルガ銀行のアパートローン融資動向
スルガ銀行が融資を再開しており、今他の金融機関がアパートローンが厳しい中、収益物件を購入する資金調達先として注目が集まっています。
・頭金:10%+諸経費。ただし運転資金として更に10%現金保有必要
・金利:2-2.5%
・融資期間:木造30、RC鉄骨35年。ただし残存法定耐用年数以内
・通帳確認は必須
新築木造アパートなら他行より少し金利は高いですが、頭金も10%と30年組めるのでキャッシュフローも出て購入しやすそうですね。
少し前までは関東だけということでしたが、大都市圏が使えるようになったのはうれしいです。
後は、年収制限等がどうなっているのか、その辺り確認するの忘れてました。
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関西・関東の金融機関のアパートローン融資動向
関西・関東ともにオリックス銀行は変わらず融資はしてくれているようです。
まあ、今取り敢えずアパート買うならオリックスしかないと言ってもいいかも。
オリックスの場合だと年収500万以上あったらトライ可能。基本は10%の頭金が必要でフルはもう少し年収ないと難しいようです。以前より少し融資枠は小さくなり、1億越えは基本難しいとのこと。
ただ、4月の民法改正で連帯保証人をつけないことになりそうなので、妻の年収合算が基本出来なくなり、融資枠はかなり狭まりそうだということです。
これは、メガバンクが基本連帯保証人はつけないと言っていたニュースがありましたが、オリックスも歩調は合わせるようです。
関西では、KM銀行が結構融資をしてくれているみたいで、ここは年収が少ないと頭金3割~4割を要求されるようです。金利は1%前半で劣化等級2級以上取れば30年行けるというのはまだ生きてます。
しかし、ある程度年収、資産があれば、フルローンも全然やってくれるようです。
関東では、今もR銀行が表向きはアパートローン止めたという話でしたが、個別案件で条件の良い顧客は受けてくれているみだいですね。
その他は個別案件になるということでしたが、居住地域の地銀や信金にマメに当たると融資を組めるケースが増えてきたという話でした。
抜け道系の資産構築は厳しくなる
一法人一物件スキームや消費税還付など、これまで抜け穴的にやってきた不動産投資に対しては銀行もかなり厳しい姿勢で見るようで、税制も変わりますし、今後は王道で行く方が無難な気がします。
ついに、住宅支援機構が住宅ローンで収益物件を購入した人に対して、一括返済を求めるというニュースも飛び込んできました。
日経新聞より;住宅機構、一括返済を要求 「フラット35」不正で
とは言え、これまでが異常だっただけで、ようやく本来の状態に戻ったと考えれば、これからじっくりやっていくには良い環境になったと言えるのではないでしょうか。
こういった状況では焦って物件を買いたくなりますが、利回りが良いからと言って、駅徒歩15分とかの物件を買ってしまうと将来苦しむことになりますので、そこは焦らずじっくりやって欲しいかなと思います。
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