どうも不動産職人です。
最近、不動産の売却相談を受ける件数が増えていることもあり、事故物件や罹災物件の売却を受けることもあります。
不動産の売却の理由には、住み替え、財産の処分、投資の出口、相続、離婚、事故など色々な事情が。
今回相談を受けた方は、「裏の長屋から火が出て、気が付いたら建物に延焼。消防隊が駆けつけて更なる延焼を防ぐ為に建物内はかなり壊されて…」と言うお話。
内覧させてもらいましたが、1階から2階はかなり燃えていて、辛うじて助かったのは3階のみ。
そうは言っても保険で何とか対応できそう。
売主さんも当然保険には入っているものだと思って、「保険である程度直されるんですか」と尋ねると「いや、実は保険に入ってなくてこのまま売るしかないんですわ」とのこと。仕方なく、そのままで売り出すことになりましたが、やはり価格は大きく下げないと売れません。本来の価値から大きく下がってしまうことに。
火災保険料を払わず一時的には節約できたかもしれませんが、大きな代償を支払うことになりました。
隣家の火事で延焼になった時のために火災保険に入ってますか
火事の場合は、例え延焼でも相手の保険ではなく、自己の火災保険を利用する為、火災保険に入るのは一般的。稀に、費用面や加入を忘れていたそのままといったケースで入らない人もいますがあまりオススメできません。
不動産購入の際には、基本的には、火災保険、地震保険入ります。最近だと、床上浸水によって家具が壊れた場合や突風によるガラスの破損等の自然現象にも対応しており、様々なケースに対応してくれます。
やはり、不動産を持つ場合は、そう高くはありませんので必ず火災保険に入ることをオススメしています。
火災保険は、火事以外にも対応
最近の火災保険は、生活の様々な被害を想定して、火災以外にも対応してくれます。
保険の範囲としては、火災・落雷・爆発・破裂・盗難・給排水設備や他の戸室で生じた事故による水濡れなどで、家財に生じた損害。さらに、住宅内での偶然な事故、引越中の家財の損害を補償してくれます。
他にも、床上浸水によって家具が壊れた場合や突風によるガラスの破損等の自然現象にも対応してくれます。
延焼の場合は火災保険で何ができる?
日本では、失火法というのがあり、例え他人が起こした火事でも、全部その人のせいにしたら大変だということで、火元になった人も他人の分までは負担する必要はないのです。
本来なら何の過失もない被害者となりますが、火事に関してはそういった法律があるので、それに備えて火災保険に入っておく必要があります。
延焼による家や家財が損害を受けた際は自身で加入している火災保険以外には保障を受ける事が出来ないため、火災保険への加入はとても重要なのです。
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自分が火元になった場合に助けてくれる特約とは
なので、その火災保険料はケチらずに、必ず入るようにしてほしいです。
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