どうも不動産職人です。
不動産投資の失敗で多いのが残念リフォーム。
入居者のためにと思って新しい設備を取り付けても、思ったほど家賃が上がらない、入居者が決まらないなど掛けた費用ほど効果が出ないといった残念な結果になるケースです。
やはり、入居者が何を求めているかをきちんと把握することが重要です。
今回は、この設備があれば周辺相場よりも高く決まるというデータを元に色々とお話したいと思います。
効果的なリフォームをするために
せっかくリフォームをするのに、同じお金を掛けるなら絶対に効果がある方が良いですね。
しかし、良かれと思って取り付けたり、間取りを変更しても思ったような効果が上がらず、残念な結果に終わっているケースを良く見かけます。
この設備がないと決まらない・この設備があれば周辺相場よりも高く決まるトップ10を参考にお話を進めていきたいと思います。
この設備がなければ入居が決まらないトップ10
・
室内洗濯機置き場 単身者1位・ファミリー1位
防犯意識の高まりや雨に濡れる、寒いといった理由から洗濯機置き場は室内にというのが当たり前の状況になってきています。
単身者・ファミリーとも1位と、室内洗濯機置き場は取付け出来るなら必ず取り付けるべき設備と言えます。
リフォーム費用15万ほどで、物件によっては3000円~5000円アップが可能。
退去時の原状回復工事の際には必ず提案させていただきます。
TVモニター付インターフォン 単身者2位・ファミリー4位
こちらも防犯意識の高まり、訪問販売などの対策で必須と言えます。
1.5万~2万程度で設置可能。
女性の入居者向けには、オートロックとTVモニター付インターフォンは必須と言えます。
これも退去時の原状回復工事の際には必ず提案させていただきます。
インターネット無料 単身者3位・ファミリー6位
単身者向けアパート経営されている方は、最近では必須の設備。
導入にはそれほどお金はかからず、JCOMならランニングコスト1000円/戸くらいで出来るので導入しやすい設備と言えます。
最近の分譲ワンルームの場合は、最初から導入されていることがありますが、分譲のワンルームやファミリーマンションは導入するのが少し面倒ですが、最近ではルーターも進化しており、以前ほど費用も掛かりませんので、他と差別化したいなら導入を検討したいところです。
独立洗面台 単身者4位・ファミリー2位
首都圏のワンルームだと専有面積が狭いので設置が難しく、あれば良いといった感じですが、大阪の場合は独立洗面台がマストな感じであるなしで家賃は5000円以上変わります。
ファミリーでは、バス・トイレ一緒のユニットバスはほとんどないと思うので、独立洗面台当たり前かと思いますが、2位にランクイン。
ファミリーの場合はないとダメな設備と言えます。
追い炊き機能 単身者ランク外・ファミリー3位
単身者は追い炊きいりませんのでランク外。
ファミリーの場合は、やはり追い炊き機能があった方がベター。私も昔賃貸の営業していた時に、ファミリーのお客様を案内しているとほとんど方に確認されました。
少し費用は掛かりますが、導入は難しくありませんので余裕があればつけたい設備ですね。
その他
やはり今のトレンドとしては防犯。
そのため、TVモニター付インターフォンとオートロックはつけておきたい設備。
分譲マンションだと後付けは難しいですが、アパートだと後付けも可能なので、設置できそうなら一度検討してみる価値はあります。
後は、洗浄機能付便座。単身者・ファミリー共に5位と上位にランクインしています。
私も昔は衛生面が気になりましたが、それよりもおしりを清潔に出来る方が良いなと思うようになり、今は家につけています。3万程度でつけられるので必ずつけたい設備。
この設備があれば周辺相場よりも高く決まるトップ10
インターネット無料 単身者1位・ファミリー1位
この設備が無ければ入居者が決まらないでも単身者3位、ファミリー6位とトップ10入り。
単身者の場合は、やはり無いとマイナスと言えます。
ファミリーの場合は、無料のインターネットだと速さが気になる人も多いので、無くても良いですが、逆に普通に使えるなら付加価値になると思います。
エントランスのオートロック 単身者2位・ファミリー3位
この設備が無ければ入居者が決まらないでも単身者7位、ファミリー9位とトップ10入り。
特に単身女性はこのオートロックは無いと中々決まりません。
宅配ボックス 単身者3位・ファミリー6位
ネット通販で購入する人が増え、宅配ボックスもかなり需要の高い設備と言えます。
これは、アパート経営されているなら、単身者、ファミリー共に余裕があればつけたい設備。
分譲マンションでもついているところが増えています。
簡易の宅配ボックスもあるので、一度管理会社に相談してみてください。
追い炊き機能 単身者10位・ファミリー2位
ファミリーは必須設備と言えますが、単身者でも10位にランクイン。
ファミリーの場合は是非ともつけたい設備ですが、単身者はつけれるならでいいのかなと思います。
ホームセキュリティ
こちらも防犯意識の高まりからあればプラスの設備。
最近では大手ハウスメーカーで建設するとホームセキュリティはついているケースが多いです。
後付けしているケースはあまりみかけませんが、普通に契約すれば可能かと思います。
費用はどれくらい掛かるんでしょうか?
その他
24時間利用可能ゴミ置き場は、生活習慣が多様化した昨今では結構希望される人が確かに多いです。
これに関しては、分譲マンションであるかないかというレベルなので、あればプラスという感じですね。
単身者で私が注目したのは、浴室換気乾燥機。
特に単身者は、女性だけでなく、男性でも室内干しする人が増えており、浴室換気乾燥機はつけておきたい設備。費用は掛かりますが、後付けも可能なのでこちらも余裕があれば検討したいですね。
足りない設備は優先順位を決めて設置しましょう
ご紹介した設備がすべてついていれば他の物件と大きな差別化になります。
しかし、足りない場合は、他の物件との競争に負けてしまうことになりますので、優先順位を決めて設置していきたいところです。
単身者・ファミリーともに最低限つけたいのは、室内洗濯機置き場とTVモニター付インターフォン。
後は予算に応じて、インターネットの無料化が出来れば家賃も上げることが出来そうです。
ご自身の物件で足りないものは何か、ご参考にして効果的なリフォームを行ってください。
コメント