どうも不動産職人です。
久々の投稿ですが繁忙期なので中々仕事が忙しくて更新ができない(涙)
年明けから賃貸不動産経営管理士や宅地建物取引士の合格報告がTwitterで上がっているのを見て私も受験当時のことを思い出しておりました。
特に宅建は人生の転機になった資格で、その時落ちていたら今こうして不動産業界にはいなかったかもしれない可能性もあったので思い入れがあります。
不動産業界に入って10年ほどが経ちますが、2社目の会社が不動産コンサルティング会社だったこともあり、その時に公認不動産コンサルティングマスターなど色々と資格を取りました。
では、実際にどの資格が役立っているかについて今回はお話をしたいと思います。
不動産系資格の種類
まずは、不動産系資格の種類について簡単にお話したいと思います。
不動産系資格の種類としては、宅建、賃貸不動産経営管理士などの不動産実務系資格と管理業務主任者、マンション管理士などのマンション管理系資格、不動産鑑定士、土地家屋調査士、建築士などの士業系資格と大きくわけて3つあります。
最近では、REITやクラウドファンディングなどに関係する不動産証券化マスターなどもありますが、不動産実務系資格になるのかな。
私が取得している資格は基本的には不動産実務系資格ですね。
一度だけ管理業務主任者を受けましたが落ちたのでもうそっちの道は良いかなと諦めました(笑)
不動産コンサル会社の時は、アパートの販売などもやっていたので意欲のある人は建築士にチャレンジしている人もいました。やはり建築を知っているのと知らないのでは提案の幅が大きく変わります。
土地の売買をするにしても戸建てのプランを入れられる人はやはり顧客から絶大な信頼を得られますのでオススメではあります。
不動産会社営業マンが思う取得してよかった不動産系資格は?
では、私の持っている資格で取得してよかったと思う不動産資格について話していきましょう。
ダントツで役立つ資格:宅地建物取引士
まあ、これは皆さんの想像通りです(笑)
私は、39歳で賃貸仲介を始めたのですが、宅建については初年度で一発合格です<(`^´)>
これダメだったら不動産業界諦めようかと思っていたのであの時の喜びといったら何物にも代えがたいものがありましたね。
当時は宅建を取ると給料が上がることもあって2重の喜びでした。
今も宅建があると資格手当が出る不動産会社は多いですし。
そういった面でも、宅建は不動産会社で働く限りは持っておいて損はない資格と言えますね。
これがあるだけで就職活動の時も採用される可能性は大幅に変わります。
中途採用だと基本的には募集要項にも要宅建と書いています。
賃貸仲介時代は、宅建がないと重要事項説明ができないので繁忙期などに契約が重なると本当に困ります。
みんな忙しいので嫌な顔されるし、お客さんには待ってもらわないといけないし。
この時に絶対に一発合格してやろうと思いましたね(笑)
現在やっている売買仲介においてもはより重要。
賃貸と違って土地、戸建て、マンション、ビルなど取り扱う商品が多岐にわたるので、宅建業法について勉強しているのとしていないのとでは大違いです。
経験値が上がれば宅建なくても良いかもしれませんが、やはり宅建の勉強していると土台が違うので理解が早いと思いますね。
営業面でも宅建持ってる人の方がやはりお客さんにも信頼してもらいやすい(笑)
宅建を取得してよかった点
・転職など就職面で大いに役立つ
・収入面のアップにつながる
・重要事項説明ができる
取っては見たが今のところトホホな資格:賃貸不動産経営管理士&公認不動産コンサルティングマスター
賃貸不動産経営管理士はコレクション的な部分と国家資格になるということで平成29年に取得しました。
そして2022年に国家資格となって証明書もいただきました!
が、不動産の売買仲介の仕事をしているので今のところ活用できる場がありません(>_<)
将来、賃貸管理の仕事をすることになれば日の目を浴びることになりそうですが、それまでは資格維持費用を垂れ流すだけのお飾り資格ですね。
そして、公認不動産コンサルティングマスター!
受験資格が宅建士、建築士、鑑定士を持っている人だけという狭き門で、試験の範囲が不動産だけでなく金融や経済と幅広く、問題が難しいので勉強しないと受からない資格です。
ただ、合格率は50%と高いので勉強すれば通ると私は思っています。
これは持っていたらカッコいいだろというミーハーな気持ちで取った部分が大きく、不動産コンサル会社でそのまま働いていれば活用できたかもしれませんが今のところは名刺に書けるというくらいしか役立っていません。
ただ、一度だけ不動産のコンサル名目で仕事をしたときに、コンサルフィーを受け取る際に活用しました。
ということで、賃貸不動産経営管理士と公認不動産コンサルティングマスターは今のところトホホな資格になっています。
賃貸不動産経営管理士
・その賃貸管理会社で働かない人には今のところ活用する場がない。
・国家資格になった点は大きいなポイントと言える。
公認不動産コンサルティングマスター
・名刺に書けるという以外は今のところ使い道がありません。
コストが高いが人脈作りに有効:CPM(米国不動産経営管理士)
講義の受講料が高いことで有名な資格であるCPM(米国不動産経営管理士)ですが、私は2019年に取得しました。
こちらの資格は、米国のIREMという団体の資格で金融工学を基に賃貸経営、不動産投資を分析して顧客の資産価値向上を目指すという感じの資格で実用性も高く、勉強になるという点では非常に良い資格だと思います。
特に収益系の不動産関係の仕事をしている人は受講する価値があります。
ただ、資格を取るのに80万ほどかかり、取得後もIREMの会費と資格の維持費で6万くらい掛かるというとにかくお金の掛かる資格です。
学ぶべきことは多く、実際に不動産投資をする上で理解しておくべきことが満載で、勉強になるという点では間違いなく勉強になる資格です。
この資格を取って一番良かった点は、知識面もさることながら一緒に勉強した仲間とのつながりです。
これだけ高い授業料を払ってくる人たちですから向上心が高く、それぞれの分野で高い経験値を持っています。
資格取得後も同期や縦横のつながりも良く、仕事の面で生かせる局面が多々あります。
CPMと取ってよかった点はやはり意識の高い人と繋がれたことですね。
CPM(米国不動産経営管理士)
・授業料が高いのがネック。
・知識の向上には役立つ。特に収益系の営業マンは受講する価値あり。
・同期との絆が強く、受講後一緒に仕事をするケースも多い。
まとめ
不動産系の取得で一番役立つのは皆さんもご存じの通り宅建です(笑)
他にもその道で頑張るというのであれば不動産鑑定士や土地家屋調査士、建築士などの資格は当然役に立ちます。
賃貸不動産経営管理士は国家資格になったことでプレミアはつきましたが、賃貸管理会社で働かない限りは余り使うところありません。公認不動産コンサルティングマスターも同様ですね。
CPMは志高い人はチャレンジしても良いと思いますが、授業料を会社に負担してもらうとかでないと結構きついです。
自分にとって必要な資格だけ取れば良いかなと思う今日この頃です。
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