「線状降水帯とは」鹿児島豪雨をもたらした大雨を降らせるメカニズム。

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どうも不動産職人です。

昨年の西日本豪雨に続き、今年も鹿児島を中心に大雨が長時間続くといった現象が起き、大きな被害をもたらしました。被災された皆様お見舞い申し上げます。

ようやく小康状態になったようですが、土砂崩れなどの2次被害も心配ですし、まだまだ梅雨前線も停滞したままなので鹿児島エリアの皆さまは引き続き警戒していただきたいと思います。

今回の大雨ですが西日本豪雨と比べると更に局地化しています。なぜ局地化するのか、それは「線状降水帯」が原因と言われてます。

その「線状降水帯」はどのように作られるのか、チョット調べてみました。

線状降水帯とは

線状降水帯(せんじょうこうすいたい)とは、気象庁が天気予報等で用いる予報用語によると

「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域」となります。

簡単に言うと積乱雲がガンガン作られることによって大雨が起きるということですね。

鹿児島地帯を襲った豪雨は何故起こったのか

今年九州を中心に西日本の南部に降り続いた大雨は、九州付近の太平洋側に停滞した梅雨前線に、南から暖かく湿った空気が流れ込み、更に朝鮮半島上空5500メートル付近のマイナス9度の寛喜を伴う「気圧の谷」が南東に移動し、梅雨前線付近の大気が不安定になって各地に記録的な雨量をもたらすことになりました。

坪木名古屋大教授の話では、なぜ大雨を降らすかというと、この南からくる暖かく湿った空気が積乱雲を次々と発生させて「線状降水帯」が作り出されるから。

そして、更に南にあった熱帯低気圧からの大量の水蒸気が梅雨前線に流れ込み雨を強めているとのことです。

バッグビルディング現象とは

この線状降水帯を生み出す現象をバックビルディング現象と言います。

今回の大雨では、バッグビルディング現象に加えて、梅雨前線は太平洋側で停滞し何故か南北の上下がないのが特徴だということです。

色々な要素が絡んで奇跡的な感じで今回の大雨を降らせたと言えます。

「線状降水帯」という言葉を聞いたら危険だという認識を持ってもらえると今回このキーワードを取り上げた意味があるかなと思います。

一旦は収まった雨ですが梅雨前線はまだ停滞しており、これからも油断はできないとのことです。

とにかく自己判断せず、テレビやラジオ、インターネットを通じて情報を収集し、被害が出そうな場合はすぐに非難することを心掛けてください。

綿状降水帯といってたら「ヤバい」と思ってください。

もう少し詳しく知りたい人はウェザーニュースをご参照ください。

集中豪雨をもたらす線状降水帯とは? – ウェザーニュース

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