湿度が高い日本だからこそ発達した左官業!〇〇の登場で消滅の危機。風呂上がりに使う大ヒット商品でその技術が復活した!

珪藻土のバスマット ニュース


どうも不動産職人です。

今回は不動産関連というとチョット遠いかもしれませんが、林修の日本ドリルで面白い内容やってましたので、マメ知識としてお届けしたいと思います。

日本で左官業が盛んだった理由

築年数の古い物件の壁は、土や漆喰、珪藻土など左官職人によって作られてきました。

どことなく土や藁の臭いのする家は、日本らしい趣があり、特に漆喰の壁などは体に優しい自然素材であり、防火、調湿性能に優れています。

しかし、近年は壁紙の出現でその左官技術は取って代わられました。

安価で手間もかからない壁紙、最近では漆喰風の壁紙などもあり、(我が家もこれ)大手が作る建物では、敢えてお金の掛かる、気を使って使わないといけない漆喰や土の壁を採用するケースは稀です。

そんな壁紙もシックハウス症候群を生むなど問題もあり、一部では漆喰の壁が見直される向きもあります。

そんな中、石川県金沢市の左官業の老舗イスルギが事態を打開しようと果敢に新商品の開発を続ける。そこで偶然生まれた商品がイスルギを救いました。

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壁紙全盛の建築業界、左官業の苦しい現状

左官業は、日本でのみ発達した業種と言われており、他の国ではほとんどありません。

日本は湿度が高く、調湿性能の高い漆喰の壁を作る左官業の技術が発達したと言われていますが、他国では壁と言えば壁紙が主流なので左官業が育たなかったわけです。

しかし、そんな日本でも近年では安価で様々な色や形が楽しめる壁紙が主流に。

そのため、左官業は衰退の一途をたどることになります。

そんな中、石川県金沢市の老舗左官業者のイスルギは、何とかこの状況を打開しようとして新商品の開発に励みます。

偶然が生んだ珪藻土のバスマット

実際には新商品の開発は、職人から大反発で作ってもらった商品はほとんど売れず、仕事が増えるどころか、手間ばかり増えて仕事はない。

それでも試作を依頼してくるイスルギに職人が切れてバケツを蹴飛ばした、そこで奇跡が起こる。

バケツの水が珪藻土の壁に掛かったがすぐに吸収。それを見たイスルギの営業マンが風呂上がりに家族がバスマットを使うと最後はビショビショで気持ち悪いと言っていたのを思い出す。そして珪藻土のバスマットの開発が始まりました。

我が家にも珪藻土のバスマットありますが、このイスルギの珪藻土はブランドで結構いい値段するので模造品です(涙)

実際に使うと確かに前の人が使った後でもすぐに乾くので気持ちいいしオススメ。

左官業の技術がここに詰まっているのかと思うと感慨深いものがあり、今回ご紹介させていただきました。

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