どうも不動産職人です。
インド発OYO Hotels & Homesの日本参入は、日本の賃貸業界に大きな影響を与える!ということでニュースでも多く取り上げられてます。
ソフトバンクの孫さんが出資したことでも話題になりました。孫さんはシェアオフィスのWeWorkにも投資していて、こちらはかなり上手くいっているようですが、OYOはどうなるんでしょう。
私も知り合いの会社がOYOと組んでやるということ色々と話を聞きましたが、結構良い条件でパートナーシップ契約が出来ているとのことでした。
今のところ部屋が集まっていないので、良い条件で借り上げてくれているようですが、外資系なので収益が上がらなければ突然の撤退も…
追記
6/22現在の状況では、契約巻いてない案件についてはかなりの条件変更を言われたり、白紙撤回されているようです。
https://twitter.com/siokarai_ookami/status/1141955236937883650?s=19
OYOのビジネスモデル
OYOの賃貸事業は、OYO LIFE(オヨ ライフ)というブランド名。
サービス内容は、スマホひとつで入居から退去までが簡単に手続きでき、礼金や敷金はもちろん仲介手数料も不要で、さらには家具・家電付き、光熱費も賃料(共益費)に含まれる。初期費用がいらないのは短期の入居者からすると非常にありがたい。
ただ、相場家賃の1.5倍程度になり、8か月以上借りるのであれば通常賃貸の方が安くなるようです。(参照:OYOは敵が味方か? | 野良犬 たかまんの不動産投資録)
こういったビジネスモデルなので、今のところ都心部のみとなっているようです。
(部屋のイメージはこんな感じです)
現状は、OYOも部屋集めに必死になっているようで、結構良い価格で借り上げてくれるとの情報。AIを使って査定をするらしく、東京都23区だと情報量の多い渋谷や新宿あたりはいまいちか価格が伸びないのに対して、練馬や板橋、北、足立など賃貸では少し単価の下がるようなエリアは、予想よりも高い価格で借り上げてくれるみたいです。
オーナー側からすると、空室物件をサブリースでパッと借りてくれるOYOは非常にありがたいですよね。
詳しい内容はこちらから
●OYO(オヨ)のビジネスモデルは本当に「型破り」なのか? – アゴラ
●インドの格安ホテル「OYO(オヨ)」が2018年度内に日本進出、ITを駆使した運営で急成長 | HOTELIER(ホテリエ)|ホテル・旅館・インバウンド不動産投資メディア
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外資&サブリースなのでやはり注意は必要
サブリースで借りてくれるからということで安心というのは、あのかぼちゃの馬車やレオパレスで幻想だというのはご理解していただているはず。
やはり、サブリースの場合は、あくまで借りる側は借地借家法で守られますので、賃料の減額や現状回復で揉めるケースも考えられます。
部屋がある程度確保できると賃料の減額は必ず言ってくると思います。やはり、外資の場合は利益至上主義的なところがありますので。
更に、取り合えず参入してガッと広げてみたけど、固定費高くて収支が合わないので撤退というリスクも。そうなるとOYO物件ということで物件の売却に苦しむことも予想されます。
なので、現状高く刈り上げてくれる場合は、一時的な空室対策として考え、退去時にはある程度揉めることを想定して、通常の賃貸人と同じという感じで構えておくと良いのではないでしょうか。
取りあえず空室にお困りのオーナーさんは、一つの手段として検討してみてはいかがでしょうか。
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