どうも不動産職人です。
最近嫁さんが「こんなんテレビでやっとるでえ」
と情報をくれたので調べてみました。
皆さんご存知ですか、「家いちば」。
不動産業界のメルカリという感じで、売主が情報を自分でアップして、決まったら通常の仲介手数料の半分をサイト運営に支払って契約という感じです。
「家いちば」って?
最近では賃貸でもこういった貸主が直接借主と契約するというサイトを運営しているものもあります。
これなんか仲介手数料無料なので借り手はめちゃメリットありますよね。
地元の協力業者が契約は担当するので貸主は業者に仲介手数料賃料の1か月分を払うだけで、広告料はいりません。
ちょっと手間かければ貸主、借手もウィンウィン。
大手管理会社は内覧もスマフォで予約して、スマートキーで自分で内覧なんてことも始まっており、不動産業界も本当に仲介業者が不要な時代に突入してきました。
そして、いよいよ売買の方でも売る人と買う人が出会う家いちばが誕生したというわけです。
ただ、運営の実績は2015年くらいからありました。
最近の廃墟投資などが話題になって今回話題が盛り上がっているのかなと思います。
家いちばが空き家問題を解決する!
人口の減少問題と切っても切り離せない空き家問題。
全国で820万戸以上の空き家があると言われており、間もなく1000万戸を越えるとも。
そんな空き家問題ですが、今、自治体が運営する空き家バンクなどで0円で空き家譲りますといったサイトが出るなど、問題解決に色々な策が施されています。
そんな中、ニッチなこの市場に空き家問題を解決する救世主として家いちばが出来たといったところでしょうか。
家いちばのシステム
家いちばのシステムは、物件情報など自分で登録して、成約したら仲介手数料を正規の半額を支払えば手続きをサイト運営が手配してくれます。
掲載は無料で成約したら仲介手数料が発生。
特に掲載は今のところ縛りも弱く、親子や親戚が投稿しても良し、売出価格が決まってなくてもよし、どんなにボロボロでも、売れそうであろうがなかろうが良し。
このシステムどこかで見たことある。
そう「メルカリ」ですわ。
通常の手数料よりも安くできる理由
家いちばでは、普通不動産の仲介は、売り仲介の場合は物件を調査したり、レインズに載せたりといった売却活動をする、買い仲介は売主と交渉する、契約内容の確認をするということで仲介手数料をもらいます。
家いちばでは、これら部分は利用者同士のDIY(セルフサービス)でやってもらうことで、その分の費用を削減しているようです。
ただ、売主と買主から仲介手数料をもらえれば正規手数料と同じ?
後、有償サービスで各種専門家を紹介というのもバックもらってる感が出てます。
まあ、この辺りがミソですよ。
※参考料金は掲載しておりますが、詳細は家いちばのサイトでご確認ください。
<ご利用料金>
通常手数料の一律50%OFF 掲載は一切無料 取引きが成立し、引き渡しとなった場合にかかる手数料は、通常の仲介手数料の半額※となります。
掲載のみでは一切費用がかかりません。
通常手数料 売買代金の3%+6万円 →半額1.5%+3万円 ※売買代金が400万以下の場合は、4%+2万円 →半額2%+1万円 となります。 ※売買代金が200万以下の場合は、半額の対象外となり、一般と同じ 5%となります。 ※売買代金が100万以下の場合は、調査費用5万円(税別)がかかります。(売主負担、成約時のみ)
ただ今はまだ活況というほどには…
そうは言っても、サイトを見ると登録数は思ったより少なく、本当に活況なの思ってしまいます。
多分、こういった空き家を持っているのは、高齢者が多いと思いますのでまだまだ利用者が少ないのかなと。
ので、この辺りを代行する仕事というのもちょっと小遣い稼ぎくらいはできるんじゃないかと思ってます。(本当に活況になれば高く売りますよとコンサルを名乗るやつも出てきそうです)
不要な物件があれば一度登録して見てもよいのではと思います。
コメント